歯周病と全身の関係 1
こんにちは。
みなさんは歯周病と全身疾患との関連について聞いたことがあるでしょうか?
今は、インターネット、SNSからも歯の情報を知ることが多くなりましたね。
最近、当院に「歯周病のおともだち図鑑」という分かりやすいポスターと冊子が届きました。
歯周病の学会のHPに、一般の方へ情報発信がされていて、歯周病の病気と全身への影響の仕組みが解説されています。https://www.jacp.net/perio/effect/
以下HPからの抜粋です
「歯周病が起こるということは、口の中で常に炎症が続いているということす。その際、炎症によって出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、様々な病気を引き起こしたり悪化させる原因となります。炎症性物質は、血糖値を下げるインスリンの働きを悪くさせたり(糖尿病)、早産・低体重児出産・肥満・血管の動脈硬化(心筋梗塞・脳梗塞)にも関与しています。」
こんなにたくさんの病名があるのは驚きですね。
歯周病菌のなかには、誤嚥により気管支から肺にたどり着くものもあり、高齢者の死亡原因でもある誤嚥性肺炎の原因となっています。
また、歯周病菌のひとつP.g菌(Porphyromonas gingivalis)がもつ”ジンジパイン”というタンパク質分解酵素はアルツハイマー病悪化の引き金をもつ可能性があり、ニュースや新聞でも話題になりましたね。
他にもいろいろな病気と関連がありますので、これからすこしずつブログで紹介していきたいと思います。
かかりつけの歯科医院で、歯科健診や歯周病の予防・治療を行うことで、全身の様々な病気のリスクを下げることができます。日々の歯磨き・口腔ケアのペースを見直し全身の健康につなげましょう。
本記事作成者
大阪市 心斎橋Wellness Dental Clinic
歯科衛生士 力丸