定期健診を通して
あなたの未来を健康に導きます
歯は一度悪くなったら元に戻すことが出来ません。
そのため、少しでも調子が悪くなった時点で、いち早く問題を見つけることがともて大切です。
10〜50年後の歯の健康は、定期健診を継続して受けるかどうかで、差がつきます。
近年、全身疾患のスタートがお口の健康に関係していることがわかってきました。全身の健康にも寄与するからこそ、将来 美味しく楽しく食事をし健康で充実した日々を過ごすために、定期健診をおすすめしています。私たち歯科衛生士が、みなさんの気持ちに寄り添って一緒に取り組んで参ります!
定期健診を行う3つのメリット
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日々の歯磨きの確認とモチベーションを保つ
お口の健康維持のために何よりも大切なのは、日々の歯磨きです。定期健診では、毎日行っている歯磨きや、フロスなどのお口の中のケアが効率的に行えているかを一緒に確認します。定期的にブラッシング指導を受けることで、歯磨きの技術が高まり、ご自身による虫歯・歯周病の予防効果が高まることはとても大きなメリットです。
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日々の歯磨きでだけでは難しい、プロによる専門的なケア
歯石の除去に歯と歯茎の間の汚れ、飲み物やタバコによる着色など、歯磨きだけでは取り切れない汚れを、専門的なケア( PMTC もしくは、エアフロー )で徹底的に綺麗にしていきます。定期的な専門的ケアを受けることで虫歯や歯周病を防ぎます。
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問題を早期に発見、悪くなる前に解決する
虫歯や歯周病は、悪くなっても症状が出ないことが多くあります。また、詰め物や被せ物は時間が経つと劣化し、虫歯が再発しやすくなってしまうため、治療した後の歯も、定期的なチェックが必要です。
当院の定期健診では、他にも噛み合わせの状態をみたり、定期的にレントゲン撮影を行い歯や骨の状態をみることで、問題を早期に発見し、治療・改善へつなげます。
治療と並行して行なう歯科衛生士による虫歯予防・歯周病予防
初診から治療を開始した後も虫歯予防・歯周病予防のためのケアを同時並行で受けていくと、セルフケアの精度が向上し、プラークが溜まりにくい環境が出来上がりやすくなり、治療終了後も再発しにくくなります。
初診・再初診
問診・検査・治療計画の作製
歯周病予防処置
予防力UP
問題を増やさない、悪化防止のためにセルフケアを向上させるように指導
歯周治療
歯周・歯石除去、セルフケアチェックなどを行います
治療
治療スタート
虫歯治療、根管治療、外科治療、審美治療、矯正治療などを実施
治療終了
ある一定期間で治療が終了
治療の確認
歯周病検査結果を初診時の結果と比較し問題が残っていないか
定期健診
治療終了後は定期健診を受診し、
良好な口腔状態、健康を守りましょう。
健康を維持していくために
治療終了が「新しいスタート」
予防歯科は、「虫歯にならない」「歯周病にならない」「歯を失わない」為のものです。
虫歯や歯周病の治療を一通り終えても、それらの問題の“原因”を改善しないことには、再び虫歯や歯周病になってしまいます。
治療を進めると同時に、ブラッシング指導などセルフケアの向上、歯垢・歯石の除去など歯周病予防、 フッ素塗布といった虫歯予防の処置を行うことを提案させていただいております。
そして、治療が終わった後もお口を長期にわたって健康な状態に保つため、 引き続き定期健診の受診をおすすめしています。
Wellness Dental Clinicでは、一連の治療が終わったときを「おわり」ではなく、お口の健康維持の「新しいスタート」だと考えています。
定期健診で行うこと
ご自身で行うセルフケアとは別に、定期的に歯科医院のプロケアを受けることにより、よりお口の健康を維持することができます。
※ お口の中の状態により、上記全てを行わない場合もございますので、気になることや、ご希望の施術がございましたらおっしゃってください。
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虫歯・治療した歯の噛み合わせチェック
一度治療が終わっても、様々な理由で二次的な虫歯になっている可能性があるので、しっかりチェックしていきます。
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歯茎・歯周病のチェック
歯茎の炎症の状態、歯と歯茎の境目の溝(歯周ポケット)の深さなどチェックします。
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ブラッシング指導
歯並びや歯磨きの癖などをチェックしながら、その方に合った歯ブラシ・フロス・歯間ブラシなどの正しい使い方を指導します。
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歯茎・歯周病のチェック
歯ブラシで取れなかった歯垢や歯石を、専門の器具を使って取り除きます。
その他のメニュー
ティースクリーニングコース
家庭で行うセルフケアでは取れない汚れを取り除くことで、歯面が明るく見えますし、虫歯や歯周病の予防にも役立ちます。クリーニング専用のペーストと、歯科医院ならではの専門機器を使うので、歯ブラシでは実現できないレベルで汚れをしっかり除去します。また、歯面をコーティングして歯質を強化し、新たな汚れが付きにくくする作用もあるので、おすすめのケアです。
冷たいものが歯にしみる
知覚過敏
知覚過敏とは、虫歯や歯の神経に炎症がないのに歯がしみたり痛いという症状です。冷たい飲み物を飲んだり、甘いものや酸味の強いものを食べた時や、歯ブラシの毛先が触れた時にしみたり、痛みを感じます。
歯の上部(歯ぐきから露出している部分)はもともと硬いエナメル質で覆われています。冷たい飲み物を飲んだり、甘いもの、酸味の強いものを食べたり歯ブラシの毛先などが触れてもエナメル質があれば、通常はほとんど痛みを感じることはありません。
しかし、いろんな原因でエナメル質が無くなったり、歯ぐきが後退すると象牙質が露出して直接触れることになり痛みを感じます。
原因と治療法
知覚過敏の原因にはいろいろありますが、次のような場合には知覚過敏を起しやすくなりますのでそれぞれ適切な処置をします。歯科衛生士によるプロフェッショナルなケアを受けることにより、よりお口の健康を維持することができます。
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歯周病により歯ぐきが後退している場合
この場合はまず歯周病の治療を行います。
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歯根を歯ブラシで強く磨いたり研磨剤入りの歯磨きを使用している場合
この場合は歯の磨き方をアドバイスし進行を抑えるようにします。また、再石灰化に効果の期待できる薬剤をお勧めすることもあります。
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歯ぎしり等で表面のエナメル質が無くなっている
この場合は噛み合わせの調整をしたりマウスピースをお勧めします。
各原因に共通して言えることですが、痛みのある場合はその部分にコーティング剤を塗布したり、樹脂で埋めたりします。症状や程度により治療内容が異なりますので、早目に来院の上ご相談されることをお勧めします。
予防法
- 1 お口の中を常にきれいに保ち、歯垢が付着した時は早めに取り除く
- 2 研磨剤入りの歯磨きの使用は避け、強く磨かないように気を付ける
- 3 歯ぎしりのある場合は就寝前にマウスピースを着用する
- 4 食生活の見直しをする
健康を維持していくために
酸蝕症
「酸蝕症」とは、名称の通り、酸によって歯が浸蝕される疾患です。過去には、酸性の物質を扱う化学工場などで、職場の中に気体化した酸が舞っていて歯が溶かされるという説もありましたが、化学的な職業に無関係な人にも見られることが実証されています。日常生活の中にも酸性の物はありますし、歯質が弱ければ歯を構成する要素は溶かされやすいのです。
原因と治療法
主な治療法として、歯に酸蝕症が現れている場合は担当歯科衛生士とカウンセリングを行い問題点や進行予防のご指導をしていきます。
酸蝕症では以下のような食品を頻繁に摂取している場合は軽減していくことが重要です。
- 炭酸水
- アルコール飲料
- 清涼飲料水
- スポーツ・ミネラル・栄養飲料
- 柑橘類
- ヨーグルト類
- ポン酢などの酢酸食品
- ドレッシング類
予防法
- 1 日々の生活習慣や食習慣の見直しをする
- 2 食後も歯磨きや口をしっかりすすぎ、脱灰を防ぐ
- 3 フッ化物を使用して歯質を強くする